山谷・アート・プロジェクト
フォト・コンテスト2022!
結果発表!
審査員五十音順
2022年度写真大賞!
HIDEAKI
講評:昼休みの何気ない風景
山谷の街。
ここで支え合って生きている人たちの姿を、記録した一枚。
審査員:一般投票で最多投票数
講評:後藤勝(山谷・アート・プロジェクト)
輝く身体ソケリッサ!賞
TERUO
講評:個人しか撮れない景色は良いですね。
技術的な向上を目指そうとするうち、
個人の持ち合わせる味わいが薄れていくことが多々あります。
上手い下手でなく、個人の性格や特異性が現れる表現に私は魅力を感じます。
感覚的なことや偶然性をいつまでも大切にしてほしいです。
写真:岡本千尋
審査員:アオキ裕キ
<新人 H ソケリッサ!>
ダンスグループ 。
振付家アオキ裕キが「生きることに日々向き合う身体」
を求め路上生活経験を持つ参加者を集めた活動。
2005 年よりメンバーを募り、
第一回公演「新人H ソケリッサ!」を2007 年に行う。
現在2021-2022「路上の身体祭典 H!」新人Hソケリッサ!
横浜/東京路上ダンスツアー開催中。コニカミノルタソーシャルデザインアワード2016、グランプリ受賞。
活動を追ったドキュメンタリー映画「ダンシング・ホームレス」
2020年より全国上映開始。
ほのぼの賞!
TOKIO
講評:退職する看護師さんと仲間の一人とのツーショット。
彼女が郷里の九州に帰る前みんなで、交代で写真を撮りました。
厳しい反面、一人暮らしの自分たちのことを心から気遣ってくれる人でした。
看護師さんの優しさがほのぼのと伝わってくる良い写真です。
審査員:朝日教之
1982年朝日新聞社入社。大阪本社写真部、阪神支局を経て、
87年から東京本社写真部。
神戸大学に同行しチベット奥地のルポや89年の天安門事件の取材などを経験。
東京社会部を経て大阪本社写真部次長。
神戸の児童殺傷事件をきっかけに中学生の心の動きをルポする
連載「素顔の中学生 保健室から」を担当デスクとして企画し98年、
日本新聞協会賞を受賞。アエラ・フォトディレクター、ジャーナリスト学校主任研究員、
全日本写真連盟事務局長などを経て、2020年6月退職。全日写連関東本部委員。
リアル写真賞!
DAIMON
講評:つい人間が写っている写真に目が行ってしまうのですが、
5円と1円玉を看護師さんが数えてくれている写真、
相手との信頼関係やカメラマンの生活ぶりが1枚にぎゅっと閉じ込められていて、
「ほー」と思わず声が出ました。報道写真のようですよね。
この方しか撮れない写真じゃないでしょうか。
審査員:岩永直子
バズフィードジャパン株式会社 エディター
1998年、読売新聞社入社。社会部、医療部、
読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」の編集長を経て、
2017年5月にバズフィードに転職。医療に関連した記事を中心に発信している。
実は大学時代、写真サークルに入っていたが、写真はヘタクソ。
がきんちょファミリー賞!
KOJI
講評:それぞれの視点での被写体の捉え方がある。
被写体の選び方にも味があり、
シャッターポイントも彩りあふれていて、
思いが伝わってきました。みなさんの楽しく動きまわる姿、
じっくりと背景を考えて歩きつづける日常も感じます。
素敵な作品をありがとうございました。
審査員:大山光子
“がきんちょ”ファミリーあだち子ども支援ネットの管理人(台東区今戸が故郷)
https://adachi-kyodo.genki365.net/G0000135/
アートの力、信じま賞!
HIROYOSHI
講評:この風景は、今の一瞬。もう二度とは見られないものかもしれません。
変化を続ける「山谷」の道を、人々がすれ違ったり同じ方向に歩いたりしながら、
実は共に生きている。
そんな姿を想像して、温かな気持ちになりました。
審査員:緒方英俊
NHKジャーナル 解説デスク
1993年 NHK入局。科学文化部の記者などを経て現職。
元保護犬の「ももこ」に散歩で鍛えられています。
好きな古墳は「箸墓古墳」です。
好きなパンダは「結浜」です。
https://www4.nhk.or.jp/nhkjournal/322/
コスモス賞!
HIDEAKI
講評:3人がふざけ合っている感じが面白く、
後ろから見守る薗部さんがいい味出してます!
慌ただしく過ぎていく日常の中で、
ふと、ゆったりとした時間と人の温かさを感じて、
みているこちらが微笑んでしまうほっこり写真。
審査員:訪問看護ステーション・コスモス
「山谷に関わりながら看護を!」との想いから、
看護の仲間が集まり「山谷地域を含めた訪問看護ステーションの開設」をする。
以後地域に根付いた活動を続けている。1999年夏設立。
ドキュメンタリー写真賞!
DAIMON
講評:もちろん被写体になった方の性格もあると思いますが、
シャッターを押せばだれでもこの表情が撮れるということはありません。
そこには撮る側と撮られ側の信頼関係があり、
撮った瞬間のお互いの楽しい気持ちがよく伝わってきます。
審査員:宮本 直孝/ Naotaka Miyamoto Photographer
1961 年 静岡県生まれ
1984 年 早稲田大学中退、渡伊
1990~91 年 オリヴィエーロ・トスカーニに師事
1993 年 帰国、独立
2003 年 渡伊、PHOTOGROUP SERVICE 所属
2005 年 帰国
EXHIBITION
2007 年 「forty six portraits of beautiful women」 表参道・スパイラル
2010 年 「COVER GIRLS」表参道・スパイラル
2010 年 「THE CATS」表参道・スパイラル
2010 年 「Fill the Cup with Hope」WFP チャリティ写真展 表参道・GYRE
2012 年 「ロンドンパラリンピック選手写真展」東京メトロ 表参道駅 AD ウォール
2016 年 「Portraits of Refugees in Japan‐難民はここにいます。」
表参道駅 AD ウォール
2017 年 「母の日-I’m a mother of a child with Down syndrome.」
表参道駅 AD ウォール
2019 年 「11 月22 日はいい夫婦の日」表参道駅 AD ウォール
2020 年 「医療従事者ポートレート」表参道駅 AD ウォール
2022 年 「STAND WITH UKRAINE」表参道駅 AD ウォール
http://www.naomiyamoto.com/jp/index.html
敢闘賞!
MASAHARU
講評:大小、いろいろな置物たちにも「こころ」があります!
いつもそばで見守ってくれている。
黙っていても、心強い味方の面々です。
これからもよろしくね!そんなシャッターを切ったときの
温かな気持ちが伝わってきました。
審査員:野中章弘
「ジャーナリスト/早稲田大学教員。
アジアの社会問題を取材。
いまは大学でジャーナリスト教育に注力」
https://www.asiapress.org/asiapress-member/
友愛会賞!
KUROKI
講評:カラーでありながらモノクロ―ム的で雲の動きも感じるのが良いと思いました。
審査員:吐師秀典
高校生の時から山谷に来てかれこれ30年になる。
NPO友愛会理事長。訪問看護師でもある。
審査員賞!
JIRO
講評:街並みの向こうにそびえ立つスカイツリー。
東京のランドマーク、観光名所である超高層タワーは、
この場所で日々を暮らす人々にとっては日常の一部であろう。
しかしこの眼差しを通した風景の中で、
スカイツリーはまるで幻、虚構のようにぼんやりと浮かんでいる。
それは、私たちが今生きている世界の不確かさを表しているようにも見える。
審査員:日沼禎子
女子美術大学教授。
ギャラリー運営企画会社、美術雑誌編集者等を経て、
1999年から国際芸術センター青森設立準備室、2011年まで同学芸員を務め、
AIRを中心としたアーティスト支援、プロジェクト、展覧会を多数企画、運営する。
陸前高田AIRプログラムディレクター(2013年~現在)、
さいたまトリエンナーレ2016プロジェクトディレクター、
緑と花と彫刻の博物館(宇部市ときわミュージアム)アートディレクター(2017年~)、他を歴任。
ビジュアルジャーナリスト賞!
KUROKI
講評:フォトグラファーの意気込みが伝わってきます。
色に力があり、テクニックもいいです。
東京のエネルギーが伝わってくる力強い一枚。
審査員:深田志穂
東京都生まれ。上智大学卒業後、渡米。ニューヨークで広告、
ファッション業界を経て、フォトジャーナリストとして独立。
NYタイムズ、ワシントンポスト、CNNなどをはじめ、
多くの海外メディアで作品を発表。
ディレクター、プロデューサー、シネマトグラファーとして活動。
https://www.shihofukada.com/index
ポルテ広場賞!
MISAO
講評:ポルテ広場におじさんたちの写真が飾られて、
「おもろい写真」に子供たちが シールを貼ってました。
なんて、嬉しいひとこまだろうと、鼻がつ~んとして、涙がこぼれました。
「ここからスカイツリーがみえるんだね~」
「猫だよ~猫」
子供たちの声が響いてました。
おじさんたちのみえるものをポルテ広場に「写真」として届けてきてくれて、
ありがとうございました。
審査員:ポルテホール連絡協議会
人と技と思いをつなげる。
https://www.t-souseikai.or.jp/adachi3/mcsupport_ooyada.html