ABOUT US
団体概要
ミッション・ビジョン
Mission
私たちの使命
Vision
私たちの目指す社会
路上生活を送らざるを得ない人々や、
苦しい生活を送らざるを得ない人々が、
独りではないと感じて笑顔を取り戻すこと
ひとりひとりがその存在を認めあい、
助け合うことのできるようなやさしさに満ちた、
安心して暮らすことのできる社会
団体概要
団体名
特定非営利活動法人 山友会
所在地
〒111-0022 東京都台東区清川2丁目32番8号
設立
1984年10月25日
※法人格取得年月日 2002年3月19日
歩み
山谷地域
山谷という地域は(地図から1966年以降に地名が削られました)日雇い労働者の町と言われていました。ある仕事は肉体労働がほとんどで、集まるのは男だけの町でした。
厳しい環境の中で労働者たちは酒を飲むことが日常となり、男同士の付き合いが生じてきます。共に働くうち、自ずと生活のルールが出来上がってきて、中には体を悪くする人々が増えてきていました。
例えば、肝硬変やてんかん発作、高血圧、火傷や怪我などです。それらの不調を口に出せずに悩んでいる方もいました。
山友会発足
そのような社会の問題に少しでも応えるために、1984年に無料診療所をメインとして山友会がオープンしました。当初は玉姫公園のそばの木造2階の建物を借り、2階でクリニックの受付をしながら、100人以上の炊き出しをしていました。
その頃は、わずかな暖房設備しかなく、隙間風が入りねずみが走り回っているような有様でした。冬の間だけでしたが、浅草の古い幼稚園を借りて、約40人が宿泊できるようにしていました。
引っ越し
1985年には三ノ輪駅の近くに別の建物を借り、高齢者が気軽に寄り合い、集まることの出来る場所を設けました。
そうこうしているうちに次第に患者が増え、医者、看護師の人数も増えていきました。それと並行して炊き出しをもらいに来る人々も増えた結果、近所よりクレームが続出したため、山友会自身で場所と建物を確保せざるを得なくなりました。
そこで1989年、現在の所在地に土地を買い、形ばかりの3階鉄筋コンクリート造りの建物を建て、その中に相談室、クリニック、高齢者の寄り合える場所を造って、前の借家より引っ越しました。
NPO法人格取得
その後、日本経済の変化とともに日雇い労働者が従事できる仕事も減り、50歳から60歳代の失業者が山谷周辺に集まってくるようになりました。さらに、隅田川沿いでテント生活、路上生活をする人々が増えてきました。
厳しい環境の中で生活する人々は、特に体力の低下が目立ちます。そのため、クリニックに来る人々は年々増え続けてました。
そのような人々が増えた結果、山友会の力だけでは対応しきれず、他の団体、例えば民間の支援団体、区役所、病院、福祉施設などと連携を取るため、2002年4月に山友会はNPO法人格を取得しました。
現在
現在、山友会はスタッフとともに医師を含む多くのボランティアの協力を得て活動しています。
野宿せざるを得ない人々が人間らしく生きていくために、宗教、国籍に関係なく協力してくれる人々とともに、これからも力を合わせてまいります。
沿革
1984年 10月 任意団体「山友会」として無料診療所「山友クリニック」の活動開始
1985年 5月 「岩下センター」にて高齢者の給食活動開始
1989年 1月 活動場所を現在地に移転
1997年 4月 第二種社会福祉事業施設「山友ホーム」開設
1998年 9月 「国境なき医師団日本」との連携開始
2000年 4月 「山友ホーム」他団体へ独立
2002年 4月 特定非営利活動(NPO)法人格を取得
2008年 5月 国税庁より認定NPOに認証される
2009年 4月 第二種社会福祉事業施設「山友荘」開設
2015年 1月 「無縁仏となってしまうホームレスの人々が入れるお墓を建てたい!プロジェクト」実施。身寄りのない路上生活者の為の墓を建立。
受賞歴
2009年 第24回 東京弁護士会人権賞 受賞
2010年 理事・看護師長(当時)リタ・ボルジーが、第38回医療功労賞(読売新聞主催)受賞
行政との協働実績
居宅生活移行支援事業(施設型)(東京都台東区 2010~2020年9月)
長期路上生活者支援事業(東京都 2016年度~)
社会的きずなが希薄な独居生活者への居場所・生きがいづくり事業(2017年度 台東区協働事業提案制度 採択事業 2018年度~)
定款
パンフレット
山友会パンフレット(PDF:3.5MB)
報告書・決算書
年次活動報告書
決算報告書
役員
代 表 ルボ・ジャン
理事長 大脇甲哉(神奈川県勤労者医療生活協同組合 港町診療所 医師)
監 事 河井通修(河井通修税理士事務所)
理 事 石松伸一(聖路加国際病院 院長)
河﨑健一郎(早稲田リーガルコモンズ法律事務所 代表パートナー)
後閑一博(ヒューマンポート司法書士法人 代表司法書士)
後藤広史(立教大学コミュニティ福祉学部福祉学科 教授)
薗部富士夫(特定非営利活動法人山友会 相談員)
油井和徳(山友荘管理責任者/「山谷」地域ケア連携をすすめる会 事務局)
吉水岳彦(浄土宗光照院住職/社会慈業委員会「ひとさじの会」代表) (以上、五十音順)
2023年6月現在
助成実績
2007年 トヨタ財団 地域社会プログラム
2009年 独立行政法人 福祉医療機構 高齢者・障碍者福祉基金
2010年 福祉医療機構 先進的・独創的活動支援事業
2010年 オラクル有志の会ボランティア基金
2011年 ファイザープログラム 〜心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援〜