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無縁仏となってしまうホームレスの人々の入れるお墓を建てたい!プロジェクト

事業詳細

「死後もつながりを感じていられるように」という想いのもと、活動を通してつながりを持ったホームレス状態にある方で、無縁仏となってしまう方のためのお墓を運営しています。

背景

家族や親族との縁も途絶えてしまっていることの多いホームレスの人々。
死後、「無縁」とならず、親しい人とのつながりを感じられるように、彼らのためのお墓を建立しました。
 
2015年2月に山谷地域付近にある寺院「光照院」副住職 吉水岳彦さんのご協力のもと、同院に無縁仏となってしまうホームレスの人々のためのお墓を建立しました。
 
家族との縁が途絶え無縁仏となってしまうホームレスの方々が、無縁仏とならず、生前親しかった仲間とのつながりを感じていられることができるようになるプロジェクトとして、クラウドファンディングを利用して社会へ呼びかけました。

活動を続けていく中で、ホームレスの人々の抱える、本質的な問題は、衣・食・住を確保できないという物理的な問題ではなく、彼らの抱える深い「孤独」であり、そして、それが社会で生きていくことをあきらめさせる最大の要因なのではないかということを感じてきました。

 

「孤独」と「無縁」の先に訪れること。
 
だからこそ、彼らに人とのつながりを感じてもらうため、私たちは彼らの「仲間」として、彼らの抱える「孤独」を分かち合っていきたいと思いながら取り組みを続けてきました。彼らのなかには、様々な事情により、最も人間のつながりを感じられる存在であるはずの家族や親族との縁が途絶えてしまっている方も少なくありません。そのため、お亡くなりになった後、遺骨の引き取り手がいないために、無縁仏として合祀される方を多く見てきました。
 
せめてもの弔いの気持ちをと、私たちのほかに誰もいない火葬に立ち会ったり、親しかった仲間を集めてお別れ会を開いたりと、彼らとの別れをともにしてきました。また、生前の写真が残っている方については、こちらで用意した仏壇に写真を飾ったり、過去帳にお名前を記したりと、彼らの生きてきた証を残しながら亡くなった人々を偲んできました。
 
「おじさん達は、亡くなっても誰も迎えに来ないからさ。亡くなっても、仲間たちと過ごせたら、幸せじゃないか」
 
山友会代表のルボ・ジャンは、この取り組みについてこのように語ります。

この世の中で全うに生きることのできなかった人たちが、全うに死ぬことも許されない現状。私たちは、年配のホームレスの方々のことを親しみを込めて、「おじさん」と呼んでいます。
彼は、カナダより宣教師として来日しながらも、山谷で生きる人々の孤独さを感じ、それでもたくましく生きる姿に深く共感し、一人の人間として、彼らと共に生きていくことを覚悟し、30年近く活動に取り組んできました。

この取り組みによって、家族との縁が途絶え、無縁仏となってしまうホームレスの方々が、無縁仏とならずにすみ、お亡くなりになった後も生前親しかった仲間とのつながりを感じていられることができると思います。
そして、何より無縁状態にあるホームレスの人々にも、人としての尊厳を保ちながら旅立つことができるという希望を届けたいと思っています。

さらに、お墓は「遺骨を納める場所」であったり、「家族や親族が管理するもの」という認識が一般的ですが、
「仲間やコミュニティが故人とのつながりを感じることのできる場所」や「故人を偲んだ仲間やコミュニティが支えるもの」
いう、お墓の価値を社会に還元して提供できると思っています。

「無縁のまま死を迎え、死後も無縁であり続ける」

人とのつながりが失われつつある現在だからこそ、生きている間だけでなく死後まで見渡して、様々なつながりを紡いでいきたい。

そうした想いで、このお墓を運営しています。  ― 特定非営利活動法人 山友会 代表 ルボ・ジャン