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2025年 冬の募金キャンペーンへのご協力のお願い

ホームレス状態にある方にとって、凍えるほどの夜の寒さと同じように辛いものがあります。
それは、通り過ぎる人たちからの「まなざし」と「無関心」です。
「臭い」「汚い」「邪魔だ」と思われているのではないか。
「救いようのない人間だ」と見られているのではないか。
そんな眼差しにおびえながら路上で夜を過ごすうちに、自分の心を守るために、少しずつ何も感じなくなっていきます。
やがて前向きに生きる力さえ、失われていってしまいます。
多くの人が豊かに暮らしているはずのこの国で、路上で生活をしている人がいる。
本来なら異常な光景であるはずなのに、人々はまるでその人が存在していないかのように通り過ぎていく。
そうして、人を信じる心までも失ってしまうのかもしれません。
ホームレス状態にある方にとって、住まいや仕事、食事はもちろん大切です。
しかし、それと同じように大切なのは、誰かに覚えていてもらうことです。
自分のことなんて誰も気にかけてくれないと思っていたけれど、自分のことを覚えていてくれる人がいる。
その小さなきっかけで、一歩を踏み出す力が湧いてくることがあります。
あなたのご支援は、たとえ目の前で手を差し伸べられなくても、
「この世の中には、あなたのことを気にかけてくれる人がきっといる」というメッセージを届けることにつながります。

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